主にInDesignによる新聞組版Tips中心です。Mac使いですが業務はWin多め。Win DTP Tipsを増やしたい

【InDesign】EDICOLOR機能を再現(4)オブジェクト作成後、自動で選択ツールに切り替え(1)

しばらく放置状態でした・・・すっかりMarkDownも忘れました

毎日なんとなく訪問者様があります、ありがとうございます。


Adobeさんは新規オブジェクトを作成後、ずっとそのツール(長方形ツールなど)に留まります。

そのままctrl(cmd)を押下すると一時的に選択ツールになり(※)、作成・移動(変形)の連続操作をシームレス且つ迅速に行えるというわけで、イラスト描きさんにはこの方が楽なのかもしれません。

※正確には、選択・ダイレクト選択のうち【前回使用した方】になる

ここが「一回作ったら即掴んで移動」で身についている人は、ツールの持ち替えにいちいち「全/半角キー→(半角Mode)V」と手順を踏まねばならず、更にWindowsはキーのフォーカスをいちいち奪われやすいため、時に「escのマッハ二度押し」も必要。マジイラつきます。マジ憎い、アクセラレーターキー。やや脱線


EDICOLORは新規作成後、必ず自動で選択ツールに戻る仕様となっています。意識せず即編集・移動作業へ移行できる。

逆に留めたい場合、Alt押下しながらツールをクリックでおけ。初級ユーザーを考慮し、且つユーザー側に選択権もある親切設計。素晴らしい設計思想だネッ!← いやマジで

InDesignのeventListnerでどうにか仕込めないか…と、2019.4開催DTPerのスクリプトもくもく会にてビッグ3、Yusukeさんこうちゃんさんお〜まちさんに相談しました。

が、上記のeventは「ちょっと現実的ではない」「他の方法は思いつかない」という回答。

結果、以下が妥協点です。


F1ショートカットキーに「選択ツールに持ち替え」スクリプトを割り当てる

(menuAction:選択ツールを選ぶ)

//DESCRIPTION:F1ショートカットキーに「選択ツールに持ち替え」スクリプトを割り当てる(らーで閣下)
// このスクリプトに、ショートカットキー「F1」を割り当てて下さい。
//(メニュー)編集→ キーボードショートカット→ 機能エリア=スクリプト→(このスクリプトに新規ショートカット)F1割当→ 保存(Myセットを保存)

#target "InDesign"
app.menuActions.item('$ID/Selection Tool').invoke();

要するにほぼ敗北ですが、仕方ない orz

因みに私はIllustratorも、選択を解除=F1にしています(escと連携しやすい)。

F1デフォルトはいわゆる「ヘルプ」ですが、単一で使え且つ扱いやすい位置というと、これが無難かなと。…Windowsは有効キーが少なくていけない。 escは選択トグル関係で外せないため、却下。WIN/変換/無変換はユーティリティを導入しないと使えない。


余談ですが、テキスト入力モードからフレーム選択状態へ(選択ツール)ショートカットは、デフォルトでesc。

これを一歩進んで、

選択を解除= esc(割り当て追加)
セル/テキストの選択へトグル= 削除(空欄)

f:id:chocomarine:20200821150155j:plain
機能エリア:テキストと表

で、escを完全に「入力モードのトグル」&「選択解除」に限定させてしまうと、世界が変わったかの様に色々と捗ります。

Yusukeさん、教えてくれて本当に感謝します!

あと個人的な悩みなんですが、表のセル内でタブ入れるのに適したショートカットキーって、何がいいでしょうかねえ。


※その2 に続きます